\n"; ?> メディア掲載情報 2012年8月号 第6話 ボウズでも積み重ねはコツコツと…

メディア掲載情報 2012年8月版 第6話

12.6.04

前日ちょこちょこ動いたおかげで、まあ、なんとかこの日の朝くらいは竿出しする時間が出来たので、懲りずに出かけた。
が、月曜の朝なのに先行者が。

アンタ、どんだけ釣りバカやねん。と、声に出して言ってしまいたい今日この頃

メインの場所に先に入られていたから仕方なく。隣りに入れさせてもらうことにした・・・


ボウズでも積み重ねはコツコツと…

とりあえず少し離れた場所に陣を構え、重ならないように気を付けながらフルキャストする。
先行者さんの飛距離と比較すると、結構遠くまで飛ばした。

ここでの基本メソッドとして沖の回遊を取るつもりでいたので、もし釣れたら形としては横取りということになる。

まあ、あちらさんから見ると横取りなんだけど、先行者さんが明らかなロングキャストをしているのなら、邪魔にならないよう、別のポイントにロングキャストするなり、近くのカバーを叩くなりするワケだから、あくまで先行者優先であちらさんに合わせた戦術を組み立てたことは明記しておかねばなるまい。

すると、あからさまにラインが重なるように、こちらに向けてショートキャストをしてきた。


さすがに露骨すぎるよな・・・
と思いつつも、「ここ入ったら邪魔になります?」

「え?・・・ん・・・潮がこっち向いてるからそっちに投げないと・・・」

とのこと。


わざわざ釣り座争いするのはめんどくせえから、「あ、そうじゃったんですか。申し訳ないです。邪魔してすんませんでした。」
と、道具をマッハで片付け、釣り場を大きく変更することにしたのでした(まあ、先行者さんにしてみたら、空いてて広く釣り座があるのに、なんでわざわざ隣に入って来るんだ?ってのもあったと思う)。

いや、別に礼儀正しくとか、他の釣り人の邪魔をしないように、とか、そんな慈善な気持ちじゃなくて、単に『今すぐの移動なら、まだ朝マズメのキャストに間に合うよな』ってだけです。

それから、この状態で万一釣れても、きっと禍根を残してしまうじゃろうから、スッパリ切ってしまった方が返っていいはずだ、とも考えたんですよね。

重装備エギンガーさんのケツに付いて回ってた時に感じたんじゃけど、釣り雑誌の取材釣行時は、普段ならなんでもないことがともすれば後々の問題になるかもしれん。
って事を神経質なくらいに常に意識しとかないと、これで食ってる人に迷惑をかけてしまうこともありうるからなあ(長っ。笑)。と思いつつ。





さてさて。

次のポイントに行ってみたところ、車で仮眠中の釣り人と思しき人が。
(釣り座争いはめんどくせえから。笑)起こさないよう、コソっと脇を抜け、今期の実績ポイントに居座る。

当て潮のなか、しばらくシャクってみたものの、ノーバイト。
メソッド的には、ノーマル〜ディープエギを使って各カバーを突きながらドリフトってスタイル。

すると、すこししてその人も釣り場へ姿を現した。

しまった、寝てる間に・・・ な表情をしてるその人に挨拶をし、話をしてみたところ、岡山から遠征に来ているらしい。

わざわざガソリン代と橋代使わーでも、そっちでなんぼでも釣れるところがあろうに(笑)
とか思ったが、好きで来てんだからそれ以上は言えないよね(^_^;)


ともあれ一応、遠くから来とるんじゃし、こっちで投げますか?
と聞いてみたが、いいですよ、俺はこっちで投げますから。

とのこと。


よし。これなら釣りあげても禍根は残らんよな(釣れるのか?笑)。
と、遠慮なくシャクリ続ける。

そして、潮変わりの時間が訪れ、エギが逆に動き始めたその瞬間。

パン!
イカパンチが!

よし、この潮がチャンスタイムなんじゃな!


2秒ほどのステイ後、スラジャ2発でリアクションを待つが、反応ナシ。
そのままバックドリフトで潮下に送り続ける。

すると、モゾっといった感じの感触が伝わってきたので、一気のガチアワセ!
が、このモゾ、は、ただの藻ゾでした(笑)

気を取り直してキャストしなおしてみたが、潮はまた当て潮になり、アタリは遠ざかってしまった。
結局このままアタリはなく、撤収。

どうやらさっきの一瞬、わずか10分の潮変わりが地合いだったようだ。


イカって正直だよな、と思いつつ、仕事に向かったのでした。