コラム ビギナーズラックは必然だった

はじめに。

初心者と初級者の方は。この項目を見てはいけません。
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初挑戦の釣りで思わぬ大物が釣れた!

本命よりも嬉しい、グルメ垂涎の外道が釣れた!

同行の中級者が苦戦しているのに、初心者の自分がなぜか入れ食い。

こんな幸運な体験をした人。
もしくは、こんな幸運な人を目の当たりにした人。いらっしゃるのではないのでしょうか?

この「ビギナーズラック」。起きた人とそうでない人。
この差は本当に「ラック」、ただの偶然なんでしょうか?

今回はこのビギナーズラックにスポットを当ててみたいと思います。


具体的な違いを比較してみましょう

さて。上級者と中級者ないし、脱初級者を比較したとき、顕著に現れる違いはなんでしょうか?
考えてみましょう。

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あ、そこの初心者&初級者さん。
本当に見たらダメだってば・・・。

さて。他の方。どうでしょう?もうちょっと考えてみて下さい。
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OKですか?


この項目に関しては持論になるのですが・・・。


「技術」は、上級者はもとより中級者の方も、それなりに身につけていると思います。

「知識」は上、中級者は当然のように身に付けていますし、脱初級者くらいの方でも、回りに釣りバカが2〜3人もいて、いきつけの釣具屋さんがあれば、それなりに持っているハズです

それでは上級者と、中初級者との決定的な違いはなんでしょうか?

この点に関して私は、「高いレベルでの意識と集中力の持続」と、それに伴う「場数」だと思います。

おおよそ、釣り場で上手だと言われている人は、釣り始めてから釣り終わるまで。もしくは場所移動する寸前まで、集中力が凄まじいです。
例え場所を変わるにしても、打てる手は全て打ち、納得の上でラン&ガンしています。

言うなれば、ベストを尽くしたエギングです。

一方で初級者の方は、結果が出ないままで30分もすると、シャクリが荒くなり、フォールにも集中出来なくなっています。

言わば惰性でシャクっているせいで、アタリを取る可能性を下げているとも言えるでしょう。

中級者と思われる方は、いろんなシャクリパターンでシャクるものの、シブいとひとつのパターンのシャクリに落ち着く感があります。
やはり信頼出来るメソッドになってしまうのでしょう。

しかしながら、これは仕方ないことだと思います。
ずっと思ったとおりの結果が出なければ、緊張の糸はほつれてきますし、シャクリパターンも多彩なものより、実績のあるシャクリパターンを繰り返す
「ベターな能率」「作業」に切り替える。これもひとつの手だと思います。

どうでしょうか?思い当たるところがあるのではないでしょうか?


要するにエギング(ないし釣りというもの)で、釣果を上げる(ないし下げない)ためには、
集中力の持続と、適時適応のヒットパターンの模索&確立。
ヒットパターンの模索が出来るほど引き出しの中身が無い人は、それ以上確率を下げない「ベターなシャクリ作業の繰り返し」が(無論この場合、キャストポイントの変更やエギのチェンジは必須になってきますが)、必要になってくるわけです。


エギングを教える立場で

ところで、エギング経験者の皆さんが(初心者、初級者の方はもういないハズなんで・・)、初心者を連れてエギングをするとき。
その人に釣らせるために、どういったことを教えてあげるでしょうか?

たぶん、大多数の人が当てはまると思うのですが・・・
着底〜取り込みに至るまでをシンプルにマニュアル化し、とりあえずこれをやっとけ!と、
「シンプルイズベター」で「それなりに結果を出しやすい」、「作業」のような行程のメソッドを伝授するのではないでしょうか?

こと素直な初心者は、「こうすれば釣れるよ」。と教えてあげれば、
「そうか、こうすれば釣れるんだ」と、教えてあげたシンプルイズベターなメソッドを、
それこそ「ベストなシャクリ」になるまでシャクリ続けるワケです。疑うこと(邪念を持つこと)なくシャクリ続ける彼らは、集中力だって格段に高いでしょう。

「釣れるんだ!」という高いモチベーションと高い集中力。
そして、比較的結果を出しやすい「シンプルイズベター」なシャクリ。

彼らのシャクリは、時として中級者レベルのエギンガーにも匹敵すると思います。

技術がある程度確立している中級者。
その中級者が展開する「よりベターで効率的な、安定した作業的エギング」。

シャクリ展開が似たようなものである以上、ムラはあるものの、数回に一回は中級者レベルのシャクリを展開していると思います。
もしその時に時合いにハマったり、デカアオリが回遊してきたら・・・

幾分か「ラック」の部分を含みますが、集中力と気合いはデカイカと遭遇する確率を上げることが出来ると思います。
野球で言ったら、ど真ん中に軌道を合わせてずっと「フルスイング」していたら、
ホントにど真ん中にボールが来たら、絶対ホームランなんです。

上級者レベルに近いエギンガーほど、この「確実に打てるボール」。言わば「自分のシャクリレベルで取れるアオリイカ」を確実に取っているのだと思います。

教えを信じて、本気でシャクっている初心者は「ど真ん中しか打てないけど、ど真ん中が来れば確実に打つ」
コンセプトだけは上級者と一緒なのではないでしょうか?


幾度か訪れる、コース外れの空振りにいちいちテンションを下げてたら、そのうち打てる球だって打てなくなる。そう思います。

初級者にありがちな、自分のシャクリに自信が持てず、モチベーションが下がってついついヘタリ込んだり、適当なシャクリをしたり。
一方で気合い満点でシンプルイズベターなシャクリを展開して、取れるアオリイカは確実に取っている初心者と。
この辺りの「落差」も、ビギナーズラックを構成している要素のひとつではないでしょうか?


エギング。もちろん他の釣りもそうですが、勝負は水物です。相手が水中生物なワケですから・・・。

水中生物が相手な以上、多分に「ラック」の要素は含みます。
しかし「ラック」は意識と技術で引き寄せれるものですし、場数によって養われたインスピレーションを加えることで、自らが生み出すことだって出来るはずです。

そういったことも含め、「より確率を高くするためのエギング」を意識して実釣に挑むことで「ラック」を手にし、
その「ラック」を「必然」にシフトしていくことが出来るのではないでしょうか。

考えすぎると、逆にダメじゃ

ここまで読んだ方の中には、初心者や初級者の方もおられるのではないでしょうか?

しかし、その方はすでにビギナーズラックを起こしていて、「なんでアレは起こったんじゃろう?」という好奇心からだと思いますし、
なかにはビギナーズラックがないまま初級者レベルに到達した方もおられるでしょう。

ともあれ、初心者や初級者の人にいきなり「意識を高く持つといいんだよ」と言っても、
「意識を高くする」ことに意識が向いて、肝心の釣りに返って集中できないような矛盾した状態になるんじゃなかろうか?
こういったことを危惧して、最初に初心者と初級者をお断りしたわけです。

しかし、読んでしまった以上仕方ないので、頑張って確率を高くするためのエギングをマスターしてください(笑)

やり方ひとつで

この章で散々、ヘタリ込んだらダメ!雑なシャクリ云々と書いてきましたが・・・人間だもの。
常に気合いをフルチャージ!ってワケにはいかないです。
疲れりゃへばるし、眠たきゃ動きも鈍くなる。腹が減ったら戦は出来んし、お隣さんが上手なエギンガーだったら、気になってそっちばかり見ても仕方ないです。

誰だって自分が好きなときに、万全の体調で、万全の準備でシャクリたい。でもいつだって100%の条件でシャクれるワケじゃない。

今日しかない!とにかくシャクリたいんじゃあ!

こまいのでいい!わしゃあ、アオリイカが釣りたいんじゃあ!

私だってエギンガー。痛いほど分かります。


少ないチャンスを逃さないためにも、疲れてもただではへたり込まないエギング。
同じへたり込むなら、フォール時に片膝ないし両膝でへたり込んでホールドしやすくするのはどうでしょうか?

眠くてシャクるのがしんどい・・・
というのであれば、ドラグをユルユルにしてシャクれば、雑なシャクリが連続ランダムアクションになります。
この時のシャクリ中に乗れば、次のシャクリ=アワセになります。

となりのエギンガーのシャクリが、気になって気になって・・・。
指でラインを持ち、アタリを取りながら観察です。ナイトエギングの練習も兼ねれます。

となりの女性エギンガーが可愛くて可愛くて・・・
シャクってる場合じゃない!速攻声を掛けるべし!


かの最強エギンガー重見典弘名人は、シャクリ過ぎで痛んだ手首のまま、尚もシャクリ続けた結果、
最強テクニック「スラックジャーク」を編み出したと言う伝説があります。

また、管理人の知り合いには、(まだ若いのですが)老体に優しいエギングをテーマに、
(結構)垂直なアピールをしながら横ダートさせるアクションを編み出し、釣果を叩き出しています。


とにかくシャクリたいんじゃあ!

わしゃあ、アオリイカが釣りたいんじゃあ!

この想いがある限り、「ラック」は「必然」となっていくでしょう。

さあ、ページを閉じてロッドを握ってみて下さい。
海はあなたが来るのを待っています!