\n"; ?> エギング知識基礎戦術編 状況判断とエギの選択

状況判断とエギの選択

状況。
エギングでアオリイカを釣るにあたって、あなたを取り巻く状況は自然によるものと、人為的なものがあります。

その日の天気、塩分濃度や酸素濃度や濁りといった水質、風の強弱と方向、季節ごとの水温の差、月の満ち欠けとそれに伴う干満差、水深や底質といった各フィールドの形状、潮流の変化に依存する好ポイントの変化、その時自分の周りにいるベイト。

近年のエギングブームによるフィールドのプレッシャー、波止に点在する墨とその新旧、隣でシャクっているエギンガーのアクション及びエギのカラーと号数、そしてその条件でそのエギンガーが釣り上げているかどうか。

あなたが波止に立ち、いざエギをキャストしょうとする時、状況を意識せず、考えなしのキャスト、ワンパターンのシャクリ、ワンパターンのエギ選択であった場合。
釣れないことはないですが、釣果はいつもと変わらないハズ。

一方、状況という事実からメソッドを選択しようとした場合、アオリイカが釣れる可能性はより高くなることでしょう。

というワケで。

無数に選択できるメソッドの一助として、ここでは自然状況におけるエギの選択の基本(セオリー)を網羅していきましょう。

エギのカラー色々

エギには背中の色(ボディカラー)と、下地の色(ベースカラー)があります。

ボディカラーは大きく分けて、派手カラー(アピールカラー)と地味カラー(ナチュラルカラー)に分類されます。
アピールカラーは一般的に、自然の海に存在しない色(ピンクやオレンジ、グロー)です。
一方のナチュラルカラーは自然の海に存在する色(黒、茶、緑、青)です。ちなみに南国のエギンガーの方、「俺んとこの海にはピンクの珊瑚や、オレンジの魚がフツーにおるぞ!」と言うツッコミはナシでお願いします。一応、一般的な振り分け方の方法のひとつですので^^;

まず、背中の色(ボディカラー)の派手順(アピール力の強さ)で並べていきますと
1.オレンジ
2.ピンク
3.茶
4.オリーブ(地味緑)
となります。

そして、下地カラー(ベースカラー)を派手順(アピール力の強さ)で並べていきますと
1.金テープ
2.マーブル(虹)テープ
3.銀テープ
4.赤テープ
となります。

自然状況に於けるボディカラーの振り分け方は
1.オレンジ
全天候型。特に曇天や雨天で濁り潮の時にはアピール力の強いこのカラーが活躍する。
2.ピンク
全天候型。曇天や雨天の時にはアピール力の強いこのカラーが活躍する。濁り潮から普通くらいの潮だとちょうどいい。
3.茶
快晴から晴れの天気。そして普通くらいの濁り〜澄み潮(クリア)の時に向いている。
4.オリーブ
快晴から晴れの天気。そして澄み潮(クリア)の時に向いている。

自然状況に於ける下地カラーの振り分け方は
1.金テープ
全天候型。特に曇天や雨天で濁り潮の時にはアピール力の強いこのカラーが活躍する。
2.マーブルテープ(虹、レインボー)
全天候型。曇天や雨天の時にはアピール力の強いこのカラーが活躍する。やや濁り潮から普通くらいの潮だとちょうどいい。
3.銀テープ
快晴から曇りの天気。普通くらいの濁り〜澄み潮(クリア)の時に向いている。
4.赤テープ
快晴から晴れの天気。澄み潮(クリア)の時に向いている。

と言ったところです。

他には、その時タイムリー追われているベイトのカラーを見立てたエギを選択するのもいいでしょう。
イワシカラー、アジカラー、エビホロなど、昨今のエギング界にはベイトカラーが満載です

また、満月には黒、新月にはグローというのもセオリーのひとつですね。


もちろん、常にこれらのパターンがハマるワケではありませんが(管理人は満月の澄み潮のとき、グローカラーで一人勝ちしたことがあります)、基本として知っておきたいところです。


人気スポットでのエギング戦術

さて。今度は、人為的な状況にもちょっと触れてみましょう。

いわゆる「人的プレッシャーでアオリイカがスレている」状況のとき、どう対応するべきか?

一番いいのは釣りをしないで、フィールドを休ませることです。
しかし、人的プレッシャーでアオリイカがスレてる釣り場なんて、あなたが休まそうものなら、速攻ほかのエギンガーに入られちゃいますよね。

というワケで、次善の方法に触れてみましょう。
まず、周囲のエギンガーが使っているエギをチェックしてみてください。
派手カラーであれば、あなたは地味カラーをセレクトして下さい。ボディが地味でも下地が地味でも、もちろん両方地味カラーでもOKです。
もしくは、派手さでは更に上を行くトロピカルカラーや夜光エギのホワイトにしてみるのもいいですね。

地味カラーを使ったり、派手カラーを使ったりと、色々なエギンガーがいる場合は視点を変えて、アクションを地味目にしてみましょう。ロングステイやズル引きなんて、いいと思います。

ほかには、エギの大きさを変えてみるのも方法のひとつです。


アオリイカのヒットパターンは、刻一刻と変化します。勘で対応するも良し、知識で対応するも良し。各人各やり方で楽しんでいきましょう(^^)