ブン投げる!といってもボールや石ころを投げ飛ばすみたいな投げ方ではありません。念のため(笑)
エギング用語で言うキャストです。
この項ではちょっとしたコツやあれこれを書いてみます。
一応ロッドを右手で持っている設定です。
キャストの準備
まず大切なことは
・力まかせにロッドを振るのではなく、ロッドに投げてもらう(ロッドの反発力で飛ばす)ことが肝心です。
・そして各ロッドに設定してある、適合エギの号数を選択する。
・なによりも周囲の安全確認をしてからキャストすること。です。
キャストのコツ
では順を追って
1.まずは右手の中指と薬指でリールの足を挟むようにしてロッドを持ちます(左手は投げる前にグリップエンドを持ちます。)
2.そして右手人差し指を90度に折り曲げて、ラインを引っ掛け、左手でベールをフリーにします。
3.準備が出来たらおもむろに振りかぶって、おりゃあっ!とブン投げます。
・・・・・これじゃあサッパリわからんですよね。ひとつずつ解説していきます。
1.これはこのまんまです。この時にティップ〜エギ間のラインの長さは30cm前後がいいと思います(タラシといいます)。
2.ラインを引っ掛けている右手人差し指は、ロッドを握ったりリールの足につけたりしないこと。そして人差し指でエギの重みを感じるような状態にします。要は、人差し指をラインから離したらエギが落ちちゃう状態です。
3.いよいよキャストです。安全確認の後、ロッドを後ろに振りかぶります。角度は時計でいう2時の方向、リールは上向きに構えます。
そして竿をしならせる感じで3時の角度まで降ろし、一気に10時の角度まで振りぬきます。右手でやや押し、左手でやや引っ張る感じです。
この時に大事なのはエギの重みでロッドをしならせることです。3時〜12時の間、ロッドをしならせ、12時で人差し指を離し、12時〜10時の間に竿の反発でエギを飛ばす感じです。
野球のバットのように「ビューン!」とロッドを振りぬくのではありません。「ビヨヨ〜ン!」と棒高跳びのような飛ばし方です。
キャスト後、フェザーリングをする余裕があればやりましょう。
慣れてくれば鋭く振りぬきながらも、いい感じでしならせることが出来るはずです。
そうなってくるとしめたもの。いい飛距離及び、狙ったポイントを直撃出来るようになります。
ちょこっとチェック
各ロッドには適合エギの号数が表示してあるはずです。これより重いエギだと、十分に反発力を生かせなかったりします。逆に軽すぎるエギだと、反発力そのものが生まれにくくなります。
また、細いラインと太いラインを比較すると、ガイドとの摩擦抵抗や空気抵抗云々で細いラインの方が若干飛距離が伸びます。
大体以上のことを頭の隅に置いて、何度かキャストをしてたら、自然と体が慣れてきます。
一度コツを覚えたら、体が勝手にキャストしてくれるようになります。
そう、大事なことは「書を置き、海に出る」ことです。 キャストがいっちょまえになってきたら、次は着底を考えてみましょう。
田熊西港から見た内海造船
造船のまち因島には、たくさんの造船所と関連企業があり、主要産業として島の発展を支えています。